
高知県伊野町にある「伊野商業高校」。
毎年秋に開催される文化祭「いの商祭」は、地域の人たちにも親しまれている大イベントです。模擬店や生徒作品の展示など、商業高校らしい催しが並びます。
私も今回、実際に文化祭を訪れてきました!
この記事では、当日の雰囲気や印象に残った出店、そして学校の魅力について、体験を交えてご紹介します。
これから伊野商業高校を訪れる方や、進学を検討している方にもきっと参考になるはずです。
伊野商業高校とは?地域に根ざした商業教育の拠点
伊野商業高校は、高知県吾川郡いの町にある県立の商業高校です。
通称「いの商(いのしょう)」「県商(けんしょう)」として地元ではよく知られており、創立から地域産業を支える人材を多く輩出してきました。
学科は、2年生から「ビジネスコース」「ツーリズムコース」「ICTコース」「デザインコース」の4つに分かれ、それぞれが実践的な授業を通じて社会で役立つスキルを学びます。
特に、簿記会計、観光、情報処理、デザインといった分野を高校段階から専門的に学べる点が特徴的です。
地域イベントへの参加も多く、地元企業との連携や地域活性化プロジェクトにも積極的です。
まさに「地域に生きる商業高校」という言葉がぴったりの学校でした。
「いの商祭」とは?伊野商業高校の文化祭の魅力
「いの商祭」は例年10月~11月ごろ開催され、地域住民や卒業生、保護者など多くの人が訪れます。
校舎の入り口には生徒の展示があり、体育館ステージでのもち投げはとても盛り上がります。
商業高校らしく、販売実習を兼ねた模擬店が多いのが特徴です。たこ焼き・焼きとりなど定番の出店に加え、地域のお店の商品やコラボした食べ物などもありました。
訪れた人たちは、文化祭というより“町のお祭り”のような温かさを感じながら楽しんでいました。
実際に行ってみた!文化祭体験レポート
私が訪れたのは午前10時45分ごろです。
グラウンドが駐車場になっており、既に8割ほど埋まっていました。

チラシも配られ、クラスの出し物が一覧で紹介されています。
食べ物が豊富で、何から買おうか迷いました。

最初に訪れたのは、校舎前に並ぶ模擬店。たこ焼きを食べたかったのですが、並び過ぎてか整理券の配布を一時中断していました。なので、PTAの方がやっていた焼き鳥とお寿司盛り合わせをいただきました!


焼きとりのいの商PTAシールが素敵です。

校舎入り口には、生徒さんの展示物がありました。
最初に目に入った「スタンプによる点描」です。近くで見ると本当にアルファベットなどのスタンプで描かれていて、その細かさに驚きました。

そして、その隣には「ドリッピング」があります。
“絵の具を垂らしたり飛散させたりすることで画面に模様を描くアート技法”だそうで、
やり方だけ聞くと単純ですが、色合いやら模様も個性があって面白いですね。

華道部の作品も展示されています。
語彙力がなくて申し訳ないのですが、かっこいいし綺麗で素敵です。
お花も綺麗だし、枝があることで生まれる余白?がたまりません。


体育館にも模擬店が多く並びます。

11時からもち投げも始まりました!
私自身、参加したのは初めてでしたが、
高知ではお祭りなどのイベントで大概もち投げをしています。何故でしょうか。

もち投げの戦利品は、もち2個でした。
ステージから少し離れたところにいましたが、お菓子は軽くて飛んでこず
反対にもちやトイレットペーパーなどは生徒さんたちが頑張って投げてくれて、無事届きました。
初もち投げも楽しめました!
伊野商業高校の魅力とこれから
文化祭を通して感じたのは、伊野商業高校が“実践や体験”を大切にしている学校だということです。授業で学んだ知識やスキルを、こうしたイベントで実際に発揮する機会が豊富にあります。
販売・企画・デザイン・観光など、それぞれの分野が地域と密接に結びついており、
学校のインスタグラムでは地域のお店と協力して商品開発をしている様子が見られたり、
県内のショッピングモールでドローンを使ったプログラミング体験教室を生徒さんが行っていたりと、普段から学校内外で活動していることが伺えます。
生徒さんそれぞれの自主性はもちろん、
おそらく先生方も温かくサポートしていて、生徒たちが自信を持って活動できる環境が整っているのだろうなと感じました。
学ぶ楽しさを実感できる学校だからこそ、文化祭も活気に満ちているのだと思います。
これから訪れる人へ
「いの商祭」は、一般の来場者にも開かれた文化祭です。
模擬店の食べ物は人気が高く、比較的早い段階で受付を締めているところもありました。
「午前中分は売り切れ」「○○時から再販します」というような掲示があるところが多かったので、目当ての商品が売り切れていたら時間を改めると良いかもしれません。
アクセス
電車・列車
・JR枝川駅から徒歩3分 ・とさでん交通 枝川電停から徒歩3分
・とさでん交通 伊野商業前電停から徒歩3分
自動車
・高知伊野インターより10分
・国道33号はりまや橋より40分
となっています。
駐車場は混雑するため、公共交通機関の利用が安心です。近くにはサニーアクシスいの店もあり、お買い物ついでにふらっと寄れます。
まとめ
地域とともに歩む伊野商業高校。
その文化祭「いの商祭」は、笑顔があふれる特別な1日でした。
これから訪れる方は、ぜひ生徒たちの熱意と工夫に触れてみてください。きっと、学校の新しい魅力を発見できるはずです。


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